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ACE AR-200 2 transister ラヂヲ

昭和何年か不明の2石トランジスタ・ラヂヲのキットとして販売されて
居た様子です、もう忘れてしまったのですがYahoo!オークションで
購入したものです。

2石ということでいわゆる「再生式検波回路」のラヂヲですね
電池が006Pの9Vですが、イアフォンは通常のマグネティック型では
回路の実力不足で音を出すことが出来ません、つまり当時は
クリスタル・イアフォンだったという事に成ります

アンテナ端子は有るには有るのですが東京都ですと近隣に送信所
が多いためかアンテナを接続すると混信変調が掛かってしまい
チューニング出来ません、小さいながらもバーアンテナの向きで
受信した方が良く聞こえます。

当時はこうしたラヂヲでも貴重品でした、増してやラヂヲ少年少女
の皆様には入門機として大いに学習の役に立った事でしょう。


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ACE AR-200 2 transister ラヂヲ

昭和何年か不明の2石トランジスタ・ラヂヲのキットとして販売されて
居た様子です、もう忘れてしまったのですがYahoo!オークションで
購入したものです。

2石ということでいわゆる「再生式検波回路」のラヂヲですね
電池が006Pの9Vですが、イアフォンは通常のマグネティック型では
回路の実力不足で音を出すことが出来ません、つまり当時は
クリスタル・イアフォンだったという事に成ります

アンテナ端子は有るには有るのですが東京都ですと近隣に送信所
が多いためかアンテナを接続すると混信変調が掛かってしまい
チューニング出来ません、小さいながらもバーアンテナの向きで
受信した方が良く聞こえます。

当時はこうしたラヂヲでも貴重品でした、増してやラヂヲ少年少女
の皆様には入門機として大いに学習の役に立った事でしょう。


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三菱ラジオ6X-515 昭和39年

私のストックして居るラヂヲなのですが久し振りに電池を入れて
動作確認をしたところ・・・・
「ピーギャーブツブツキィーーー」と悲鳴を上げて黙ってしまった
のです、修理しなければなりません


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皮ケース付きで、何所で購入したか、忘れてしまいました

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ケースが割れていたり、電池を入れて置く事でケースの横幅が少し
広くなってしまって居ます、電池電極のバネ圧が災いしています

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KC はキロ・サイクルですがこれは1970年を境にHz(ヘルツ)へと世界的に
呼び方が変わりました、従って古いラヂヲはKHzでは無くKCなのです

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色々と調べていました

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原因が判りました、中央の黒い電解コンデンサーです、写真は既に
交換した後です

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これが壊れていた現物です、既に絶縁不良と成って居ます、気が付いた
のは異様に膨らんでいたからです

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本来、平で在るべきですが少し膨らんでいますよね

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抵抗値を測定したら約 1MΩありました、これではダメです

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50uFって規格は無いので47uFに交換して直りました


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厚みを測れる定規

昨日、横浜元町商店街でみつけたものです
形で御存知の方は「これ、ノギスじゃん」と思われるでしょう
その通りです、ただ、ノギスは一般的に金属で出来て居て其れなりに
重たいし、それなりの値段(数千円)です、ですがこれはプラスチック製
でとても軽いしお安い、手に取ったとき正直に感じたことは・・・

「どうせ、チャッチイんだろ」

・・・と、ダメモトで話しのネタに購入して来ました、ですが決め手は
GOOD DESIGNマークが有ったことですこのマークは
公益財団法人日本デザイン振興会が認めたものだけに付ける権利
が有りますので、或る一定の評価を得ている証拠です
まぁ然しそれはそれ、予想することは・・・

・精度が出ていない
・ガタがある
・深さは測れない

・・・だったのですが正しいのは三番目だけ、深さが測れないだけ
ガタも無く精度も出ていました、ちょいとバックに入れて仕事に出る時は
便利なアイテムです
Dscn9511

スライド部分にはガタは全く無い、かと言って窮屈い訳でも無いスムース
Dscn9516

実際に測定を比較してみました
Dscn9517

うん、7.9m/m でミツトヨのノギスと合致します、これなら安心です
Dscn9518

ところで、物差し と 定規 の違いは御存知ですか?
下記の様な違いがあります

「定規」・・・・・ 直線や曲線を引くときに用いる器具。
         三角定規・雲形定規・T 定規など
「物差し」・・・・物の長さを測る道具
参考辞書:新辞林/三省堂


え?「なんだそれ、ハッキリしないな」ですか?そうですよねわざわざ
意味を調べてもこんな回答では面白くないです、もっと現実的な回答は
下記の様に成ります
「定規」・・・・・三角定規、T定規、雲形定規、等のように線を引く
        裁断する、など「当てる」ことで仕事の役に立つもの
        端から目盛が書かれていない
「物差し」・・・・物の長さを測る、メジャー、差し金、等のように
         端から目盛が書かれている

この違いです
Dscn9519


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総持寺、横浜市鶴見区

横浜元町へ散歩散策に出掛けるのですが朝、あんまり早いと
未だコンビニぐらいしか開いてないので、どうしようかと考えて
居たのですが、ふと、修行僧の居られる大きなお寺、総持寺を

思い出しあそこなら早く行ってももっと早くから修行僧の方々が
作務をして居られるので問題無いし、あの凛とした張り詰めた
空間は心が洗われるので是非ともと思い立ち寄って来た時の
動画です、何の取り留めもありません、大伽藍に入った時の

静けさの中、暫く目を閉じて瞑想しましたが、流石に凡人なの
で雑念ばかり、このお寺はとても大きなお寺です、私の中では
芝の増上寺、浅草の浅草寺、などと並んでお気に入りのお寺
です。

さて今年も残り一ヶ月と少しに成りました、横浜も彼方此方で
クリスマスツリーやリースの飾り付けが大変多くなっています
また、これからは夜間のイルミネーションも多くなり寒さが増す
と共に世間が喧しく成ってきます、風邪も流行り始めています
皆様も充分に睡眠をとりお元気でお過ごしください。



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ゲルマニウム・ラヂヲ

サイズ変更DSCN0498

有楽町国際フォーラムの骨董市でみつけたものです
2,000円でした、特筆すべきはイアフォンですどう見ても
クリスタル・イアフォンと思われます、最近のものは

全てセラミック振動子を利用しています、理由ですが
クリスタル・イアフォンはロッシェル塩という鉱物を
使用して居り錆びて朽ちてしまうのですが乾燥剤など
保管状況が良かったのでしょう、無傷です、この

ゲルマニウム・ラヂヲを超える高音質は無いとされて
居ます、理由は最も単純な回路で電池を遣わず電波の
エネルギーだけで音を出すからです。



 


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SONY(東通工)TR-72 1955頃 ラヂヲ

Yahoo!オークションで購入したラヂヲでSONYが東通工と云う社名が
未だ通用していた時代のものです、今もオークションで三万位で購入
出来ますが私が購入した12年前は初めての出品なのか一度もオークシ
ョンでは見掛けなかったので10万で落札しました、はい、後悔して
います。

名機TR-55の後に製造され結構台数は伸びたそうです前期型と後期型
とに別れロット番号30000以下が初期型、これは7786と若く初期型と
成ります。

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TRANSISTORIZED という文字が如何にもトランジスタ化されたと
誇っている様に感じられます

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シンプルな操作でボリューム+電源スイッチ、チューニング・ダイヤル
の二つだけ

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銘板のデザインがレトロですね、ボリューム+電源スイッチ

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裏蓋は簡単に開けられるように革製のベロが出ています

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TOKYO TSUSHIN KOGYO 東通工の文字が読み取れます

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電池は単一が三個の4.5Vです、実はこのラヂヲ、先般の東日本大地震
でラックから落下して電池ケースを割ってしまったのです、仕方無く
接着剤で修復しました

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電池を押さえるゴム製のスポンジはもう腐って固まっています

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ロット番号7786

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エアーバリコンを使って居ますがこれがチューニングを不安定にして居ます

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スピーカーはアウトプット・トランスでドライブして居ます

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バーアンテナは一本、もっと古いのは二本です

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イアフォンは内部に収納していた様子です

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アンテナのリード線、糸巻きと同じ構造ですね

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回路図

tr-72_cir

特記すべきはトランジスタの左側三個はソケット式に成って居ます
理由はトランジスタのバラツキが多く、スクリーニングして相性の
良いトランジスタを選別し調整していたのだと思われます、欠点と
して運搬中にソケットから脱落します、因みにオークションで購入
した時はカラコロ音がして内部に落ちていました。

チューニング・ダイヤルはバリコンの取り付けが機構的に不安定
で局を選ぶとき手のちから加減でフラフラずれて仕舞うので厄介で
す、ネット検索するとバリコンの羽根がそもそも不良のものも
あるそうで、これも不良の一歩手前という感じですが選局出来ない
訳では無いので騙し騙し使える状態です。


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追記、2018/11/17(土)

チューニング・ダイヤルを回したとき、選局が不安定だった
原因が判りました。

原因はバリコンのオフセット不良

詰まり、ローターとステーターの両方の羽根が接触していた
からです、バリコンは本来ローターとステーターは絶縁して
いますがオフセット不良で時々接触していたのです
バリコンの軸のネジを回すことでローターとステーター間の
ギャップを適切な位置に戻して終了です。

この赤い色のネジです

サイズ変更DSCN9429

修復後は動画の様にチューニング・ダイヤルは正常に動作しています


--- 分解メモ ---
ボリュームのトップネジを回して外します

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チューニング・ダイヤルも同様に、トップのネジを緩めて外します

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ボリュームジョイント軸の芋ネジを緩めます、二個

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ボリュームジョイント軸を抜きます

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チューニング・ダイヤルのジョイント軸の芋ネジを緩めます、二個

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チューニング・ダイヤルのジョイント軸を抜きます

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ボリュームの固定ネジを外します、マイナス、二個

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チューニング・ダイヤルの固定ネジを外します、マイナス、二個

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電池ケースのボトムの固定ネジを外します、一個

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これがちょっと面倒です背面に向かって左側から弧を描くように
ズルリと持ち上げてボックスから外します

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スピーカー・リード線が繋がって居ますので切らないように注意します

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はい、外れました

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昔の理科教材

いつもブログをご高覧下さり誠に有り難う御座います

東京都江東区富岡の富岡八幡宮で定期的に開催される骨董市で購入した
昔の理科教材、これらは児童向けに学校が理科の時間や夏休みの宿題
などで提供した組み立てキットです、時代的には昭和20年後半~30年代

と推測しています、単価が35円、50円と当時としては決して安くなかった
と思います、箱の紙質が今のそれとは異なり質素と言うか繊維質が目視
出来るほど目が粗いです、考えてみれば紙質も近年はとても良くなって
いますよね。

Bell が三個、二相モーターが三個、これで全部です
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Bellの小さい方が35円
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Bellの大きい方が50円
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開封
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取扱説明書が時代を物語っています、今は遣われない文字が書かれています
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Bellの大きい方
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エナメル線は今でも云いますね
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取扱説明書は完全にわら半紙です
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当時の小学生は漢字が良く読めたのですね、目的、これは私の推測ですが

・説明書、設計図を良く読めて理解出来る
・手順、段取りを整理する
・どんな道具が必要か考えるちからを養う
・実際に手造りする根気を養う
・誰かが周りに居たら相談することを学ぶ
・出来上がって動いたときの達成感を体感する
・動かないときの失敗に学ぶ
・問題解決と云う言葉を知る

そんな感じがしています、私は小学生の時このBellを造って動いた
のですが電池からBellまで何メートルもエナメル線で延長して玄関
のチャイムの替わりにしようと考えたのですが悲しいかなBellは

どんなに調査しても配線の間違いは無いのに動きませんでした
後年、それはエナメル線自体が持つ抵抗値が原因だったことを
思い出します、一緒に調べた三つ上の兄と夏休みだったので
ラヂヲ体操、西瓜、縁側などを背景に思い起こします。

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SONY ICF-M702V

このブログで紹介したSONY SRF-M902Vにスピーカーが付いたラヂヲ
と成ります、発売年が不明です、が、SRF-M902Vが1993年ですから
その頃と思って良いでしょう、何故なら金型を使用して生産するのだから
同時期が一番生産効率が高いからです。

通勤ラヂヲとして多くのサラリーマンがポケットに入れて聞いていた
事でしょう、今はほぼ100%がスマホに取って代わりました、イアフォン
も両耳だから乍ら歩きはちょっと危険ですよね。

不良は特になく程度がとても良いラヂヲです、ケース付きで400円でした
ここでは修理では無くメンテナンスのみの紹介です。

十和田オーディオはソニーの子会社で多くのラヂヲ他、手掛けています
何しろ日本製というのは今時なかなか見つかりません

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ケースが縮んでしまっています

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MADE IN JAPAN

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早速開封します、電池の蓋のヒンジが折れやすいので慎重に

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結構、部品点数多いですね、この時代のラヂヲは未だ未だIC化が
過渡期でディスクリート部品は多い時代です

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ビスは二本、同サイズ

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爪を折らない様に

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分解出来ました、電池の蓋のヒンジも折れずに無事です

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未だ結構、コイルが多いですね

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バーアンテナは底辺に位置しています、重心が下で座りは良いかも
知れませんがスチールの机に置くとAM感度は低下します

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電池電極に少し緑青錆が浮いています

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スピーカー・コーンは樹脂製

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電池蓋のショートバー、錆は無さそうです

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スピーカー・コーンにベビーオイル塗布、劣化防止です
(真似しないでね、どうなるかン十年のデータは無いからです)

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ケースの内側にも塗布

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緑青錆を除去

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スピーカーの電極も

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湿気対策にハヤコート塗布、使い続けて40年に成りますが問題無し
但し古い塗布は茶色に焼けてきます、が、絶縁性は保ちますサンハヤトの
ベストセラーですね

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CXA1280Nはラヂヲ専用デバイスです

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回転bandicam 2018-11-14 11-05-59-830

7358はFMのフロントエンドと思うのですが・・・パッケージが違う
んですよね、資料だとSIPですが現物はSOPです、不明

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bandicam 2018-11-14 11-10-55-505


CPUのクロック用の水晶と思われます

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スライド・スイッチに接点復活剤を塗布

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ボリュームにも塗布

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組立を元に戻して作業終了。


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Panasonic RF-NT800R イヤホン修理

いつものフリー・マーケット 300円でした
音は出るものの色々ちょっとした不具合があります

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先ずはスペック

bandicam 2018-11-12 19-38-48-699

bandicam 2018-11-12 19-38-21-923

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イヤフォンが切れています音も出ません

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早速、開封

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裏蓋にはイヤフォンの巻き取りユニット
接続はバネを使用しています

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電池、液漏れ跡

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電池のバネも錆びています

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ショートバーも少し錆びています

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バーアンテナはラヂヲの底辺部分にあるので座りは良いのでしょうが
金属製の机に乗せるとAM感度が悪く成ります

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イヤフォンの巻き取りユニットを分解します

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ビスは計5本、二種類

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ゼンマイ部分を外します

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Eリングはパチン!!と飛ばしてどれだけ困った事か・・・慎重に

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外れました

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スリップリング機構を採用しています

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イアフォンの半田付け端子、摺動子はそれぞれ二枚電極

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100円だったかイアフォンを別途用意します

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長さが少し短いけどいいや

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代替のイアフォンを半田付けしました

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摺動子とスリップリングを掃除します

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序でに接点復活剤を塗布

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見えにくいですが、穴の中程にゼンマイの巻き始めが有ります
これを中心軸のスリットに通さないと全く機能しません

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はい、交換が終わりました

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うーん・・・ちょっとはみ出す、まぁ仕方無い

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ご愛敬ということで・・・

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部品点数は時代的に少なくなってきています

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イアフォン様のバネ二個

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スピーカーはコネクター接続でした

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如何にも貧弱そうなスピーカー

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左上のジョグダイアルは、やや挙動が変です、このままとします

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前の持ち主のものと思われる髪の毛、白髪です

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CXA1619ANはソニーのデバイスです
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音の悪い、申し訳程度のスピーカーと私は評価します、無いより益し程度

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掃除してベビーオイルを塗布

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正面パネル内側にベビーオイルを塗布、劣化防止

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使用中、ロック表示が出たり消えたりするのはこのスイッチの接点不良
と判りました、これから内部を調べます

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低温半田の登場です、これで簡単に外せます

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外れました

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掃除してと・・・

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スイッチの内部、ははぁーん・・・やっぱり銀マグが出ています
通称水虫、銀接点特有の黒錆です

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結構黒いです

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掃除します

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綺麗に成りました

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この時、元に戻すのに30分掛かりました、内部のバネはピーンと
飛んで床に落ち、探すのに一苦労しただけで無く、バネなのでスライド
ノブを入れるときに反発して素直に入らないのです、ふぅ・・・・

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実装して

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電池電極の錆落とし

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序でにハヤコート塗布、塗ってはいけない部品が有ります
スイッチ、トリマーコンデンサ、ボリューム、液晶、コネクター等々

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ボリュームには接点復活剤を塗布

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裏蓋内にもベビーオイルを塗布し劣化を防止します

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はい、完成しました

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交換したイアフォン、ズタズタに成るのは一重にゼンマイに依って
いつも強い張力と最後の「パチン!!」と云うストップ音の発生する
強い衝撃があるからです、イアフォンがいくら丈夫でも壊れるのは
時間の問題ってモンです

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SONY ICF-SW55 の修理

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有楽町国際フォーラムの大江戸骨董市で購入したラヂヲです
5,000円の言い値を4,000円です、訊けば「動きますよ」の回答で
何の問題も無い、取扱説明書、DCアダプタも付属
愉しみに帰宅したのです、早速、電源スイッチを ON !! ・・・・・
「あれぇ・・・???」
ウンともスンとも言いません
「八街かぁ(ヤッチマッタかぁ)、騙されたぁ、悔しいぃぃ・・・」

ところでこの記事を書くに当たっては下記の諸先輩方の記事を大いに
参考致しました、厚く御礼申し上げます。

私の記事の中で使用している液体などは過去の経験から出たいわゆる独断
ですので決して真似は為さらないで下さい、「アホか」程度に留め
置いて下されば良いです、下記の様なものです。
・グリス
・ベビーオイル
・接点復活剤
・グラスター
・ハヤコート
真似て失敗為さっても全く関知しません。

さて、早速様子をみてみましょう
SONY ICF-SW55  1991/10/18 定価52,290円
矢鱈にスイッチが多いので好き嫌いが分かれます
チューニングダイヤルはFAST/SLOWの切り替えが出来ますスカイセンサー
以来の流れですね、スペックは以下の通りです

SONY ICF-SW55 MANUAL J&E_ページ_28


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DCアダプタは6Vですがスカイセンサー等のプラグより細い3.8φ(ノギス測定)

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どうやらこのラヂヲはほぼ全てがスタンド、折れてしまう様です
なので紛失してます

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時計が入っているので「電池交換はサッサとやりなさい」って事です

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コンピュータのバックアップとして・・・の文言、凄いですね
今時こんな書き方しません、コンピュータかぁ・・・マイコンだよね
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英語表記もコンピュータ
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左が照明スイッチ、右が時計合わせスイッチ

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左から
AM感度
AM外部アンテナ
テープレコーダー録音・リモート
同、音声出力
イヤーレシーバー(ってカッコ良く言ってみた、ヘッドフォンね)
DCアダプタ入力ジャック

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左から
ボリューム
音質
MONO/STEREO

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ところで、何時間かして電源スイッチをONしたら突然音が出たのです
なんで?・・・・

思い起こすと電源スイッチを何度も何度も押したから突然何かのタイミング
で動き出したのでしょう、詰まり、電源スイッチの接触不良でしょう
この種類のラヂヲは基板にシリコンゴムパッドが接触する事でスイッチが
押された事をCPUが判断しています、従って使用頻度の高いスイッチは
接触不良が発生するのです、それなら何とか成ります。

序でに書いて置くのですが電池を入れた瞬間から液晶の時計が動き始め
ましたので基本的にラヂヲの電源ON/OFFの問題でしょう。

早速開封します、ビスは五本、LONGx4  SHORTx1

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どこのメーカーさんでもこの発砲ウレタンは腐ります

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チューニング・ダイヤルは引っぱれば取れます

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ビスだけでは外れません、一辺は爪が在って嵌め逢いです

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ご開帳、左が操作パネル、右は残り本体、一面をシリコン・ラバー
が覆っています

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チューニング・ダイヤル部分に透明の半欠けのリングが在ります
なんで欠けているの? 破片はみつかりませんけど

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チューニング・ダイヤルはこのビス二本を外せば基板から離脱します

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予想通りですね、シリコンラバー、キーパッドの下はスイッチ基板です

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ここが電源スイッチ

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これが犯人でしょう、きっと

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ほーら、これだけ何だか艶がある、使用頻度が高いからです
リモコンもそうですが使用頻度が高いスイッチは故障します

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背面キャビネットを外しました

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アンテナとブザーです何れも半田付けでは無く爪が基板のパッド
に当たって接触しているのです

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爪は二本で接触不良を防止して居ます

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アンテナも然り

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部品点数多いですね、こういうのが嬉しいと思うのは可笑しいですか?

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スピーカーは8Ω 0.5W

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基板は三層に成って居ます、大まかに書くと
操作部関連、つまりヒューマン・インターフェイス部
CPU部
ラヂヲ部

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フレキシブル・フラットケーブルは切れますので慎重に扱わないと
面倒な事に成ります

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半田付けされて居ます、剥がれたら・・・ああイヤダ

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電池電極の錆は無し、液漏れは経験していないのですね、良かった

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M1  M2 スイッチも艶が出ています、使用頻度が高いからです

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あまり遣わないスイッチはこのように艶消しです

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照明のLEDです

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と、思ったら「麦球」だぁ!!!!  なんか嬉し懐かし

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背面キャビネットの埃を掃除します

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さてと、スイッチの修理に入ります、アルミフォイルをパンチ
で抜きます

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こんな感じ

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消しゴムで広げて・・・と

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接着剤を遣います

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爪楊枝で接着剤を塗布

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使用頻度の高いスイッチに貼ります

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電源スイッチ
ENTER
1
M1
M2
M3
・・・とこんなもんで良いだろ、全部ヤルのは意味が無いし
剥がれ落ちるリスクもあるし

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腐っていた発砲ウレタンは綺麗に落として掃除して劣化しない
何だったか忘れたけど高かった発泡体で張り直し

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液晶は眼鏡拭きで綺麗に曇り(生活ガス汚れ)を落とします
ティッシュペーパーでやったら絶対ダメ、紙やすりみたいな
細かい擦り傷に見舞われます

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CX20111はラヂヲ専用デバイスです

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bandicam 2018-11-07 16-50-08-750

バーアンテナの大きさと感度は比例すると信じています、え?ちがうの?
160mm

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ブザー、アンテナと接触するパッドを掃除します

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CXD1118Mは何だか判りませんでした、CXDは何しろデジタルICです

DSCN9170_R

判りました FM-PLL デバイスです 2018/11/08追加
下の方に IC8 が在ります、これです

bandicam 2018-11-08 16-39-12-774


このスイッチは一体何なんでしょう、サーヴィススイッチなのか
なにしろ隠されたスイッチです

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これこれ、これが後で意味を持ってきます
ところでこのスイッチ、見覚えがあります、昔のPC98のフロッピーディスク
ドライブにも付いていました、フロッピーディスクの有無を検出するのです

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作業の途中で電源ONしようとしてシリコン・ラバーを貼って電源ONスイッチ
を押すのですが ONしないのです 焦りました、が、フロント・パネルを
実装するとONするのです、何かカラクリが有るのです 

電源スイッチに当たるように成って居ます、この棒が上の写真のスイッチ
に当たる事で初めて電源ONが可能と成るセーフティスイッチの積もりでしょうね

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このクリップはとても重要な部品です

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スイッチ基板とCPU基板を繋ぐシリコン・コネクターです
良く紛失するらしいので諸先輩の記事は有り難いです

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これね、簡単に脱落します、床に落としたら気付かず掃除機の中へ

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シールド版はGNDに半田付けされて居ます

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折角開封したのでハヤコートを塗布します、但し半導体関連のみ
メカ系には御法度です

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バーアンテナは四本線ですからコイルが二つって事ですね

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スピーカーは樹脂のキャビネットに実装されて居ます、分離するとき
スピーカー周囲のゴムパットがくっついてくるので要注意です
伸び切ったり、切れたりしないようにゆっくり慎重に

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フレキシブル・フラットケーブルはFCコネクターで分離可能です
ノッチを持ち上げて引っぱれば抜けます

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如何にもスピーカーって感じ

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フレキシブル・フラットケーブル

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スピーカーは2Pinのコネクターで外れます

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諸先輩の記事に依りますとこの機種に使用されている電解コンデンサーは
時代的に四級塩電解液使用のコンデンサで不良の山に成る危険性が高い
とのこと、いづれは全て交換しなければなりません

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470uF/10Vが一番容量が大きいです

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見える部分だけでも電解コンデンサーは24個有り、DC/DCコンバーター
のシールドケース内にも一個、合計25個です、パーツはRSコンポーネンツ
で買えます、リストはこの記事の一番下に書いて有ります

470uF/10V x3   10-9L(φ径-高さ)
100uF/6V x5 6-6L
220uF/4V x1 6-6L
47uF/6V x5 5-4L
22uF/6V x8 4-4L
4.7uF/35V x3 4-4L

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こりゃ面倒だわ、でも、いずれ壊れる運命です >電解コンデンサー

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背面のキャビネットにひび割れ防止に ベビーオイル を塗布

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ビスのタップのボスにも割れ防止にグリスを塗布
因みにスカイセンサーの修理で覚えた方法です

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操作パネルにも ベビーオイル を塗布

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液晶パネルと液晶窓をグラスターで綺麗にコーティング
あ、ティッシュペーパーはダメねガーゼが良いです

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チューニング・ダイヤルの摩擦部分にグリス塗布

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嵌め逢わせの爪、折れやすいのでグリスを塗布
あ、そうそう、ボリュームにも接点復活剤を塗布しました、ガリオームでは
無かったですけどね

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ほほぅ・・・こんな所にリセットスイッチが在る、人生はリセット出来ないよ
若者諸君、ゲームのヤリ過ぎはそう考え勝ち

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ってことで、何時間も掛けてメンテしたのに・・・・
電源が入らなく成ってしまった
なんで? どうして? 何がいけなかったの?
ああ・・・・嫌だいやだイヤダ・・・・こんなラヂヲ
---
と悲しんで数時間経過、その間も液晶の時計だけは空しくカウントアップ
---
あぁあ、とりあえず電解コンデンサー全交換してみっか・・・諸先輩方の
不良症状を読むと・・・
電源ON
CAL  の表示が続き
音も出ず
電源が勝手にOFF
・・・全く同じ症状では無いか、ならば素直に交換しようぜ、って決心
早速電解コンデンサーをRSコンポーネンツに全部注文した、最近の
RSコンポーネンツは送料無料なんだよね、ここだけの話しChipOneさんと
争って居るんですよ、値段と最低注文数と比較するともうね、10銭単位で
値段競争しています、鍔迫り合い、凄いですよ、で、序でに書くとミスミ
半導体でも買えるけど勝負に成らない、凄いですよものすごい努力してます。

で、一通り注文したら送料無料で 945円でした!!!  秋月では揃いません。
で、で、フッと電源スイッチ押したんですよ、悲壮感の中。

ありゃ? 音が出た!!!
何なの? なんで? どうして?

ここからは推測です。
諸先輩の仰る電解コンデンサー不良が原因では?

詰まり・・・
・電池が入った
・DCアダプタが接続された
・・・この時点でCPUは ST-BY している訳です

電源が投入されるとCPUが彼方此方チェックして回る
この時にある特定の電圧が有ってそれが定格内に無いと 不良 と判定して自動的に
電源OFFに成る、CAL とは CALIBRATIONの意味だとすると電源ON時、毎回
セルフ・チェックして立ち上がる様にソフトウェアが出来て居る、この仮説がもし
正しければ電解コンデンサーは不良であるが故にその電圧値が変動し定格外に
外れ込む、というかドリフトして行く、その結果CPUは異常と判断して電源を
ST-BY → ON → CAL → OFF へと切り替えるのだろう、そう思うんです。

思えば常に乾電池が入ってる状態でDCアダプターを繋いでいたから動いていた
詰まり、不良の電解コンデンサーは ST-BY では或る一定の電圧値をキープしていて
CAL では NG と判定されなかった、だから正常に動いていた

それがメンテしていた時間中、完全に無電源状態が数時間と長く続き、
電解コンデンサーは電圧値が規格内に入らず電源ONしなかった、ところが、
諦めて部品注文していた数十分間はDCアダプタが繋がった状態で ST-BYしていた
この間に電解コンデンサーの電圧値がドリフトして行き CAL では定格内に入って
正常に電源ONする様に成った、そういう仮説を立てて居ます、今もラヂヲ
(FEN)を聴き乍ら記事を書いて居ます。

以下追加 2018/11/08(木)

CALモードでCPUがセルフ・チェックをする、という仮説ですが
回路図を眺めると CPU IC902-65pinに Vref-TP918 という入力が有ります
この電圧を読んでいる、そんなふうに思います、これが正しければ
IC908の出力電圧3Vを測定して居ると思います、証拠にQ904のスイッチを
経由してラダー型のDACの基準電圧に成ってますよね、これが狂ったらDAC出力は
不正な電圧を吐き出してしまう、そう成ればなし崩しになるよね

bandicam 2018-11-08 16-45-57-603



--- 修理再会、2018/11/13(火) ---
電解コンデンサーが揃ったので全交換します

開封

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液晶パネルを保護します

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基板は爪で押さえて居る部分が有るので折らない様に慎重に解体します
特に樹脂は経年変化で簡単に折れるのです

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交換すべき電解コンデンサーは右側の基板

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この基板はCPUを主とした全体の制御基板、この基板の電解コンデンサー
は交換しません、と言うか無い

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はい、この基板の電解コンデンサーを全て交換します、気持ちの準備
が必要です全部で25個

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ここで、ちょっと作戦タイムとしました
電解コンデンサーの交換を一度に行わず少しずつ行ってはちゃんと動作
して居るかを確認し乍ら行えば万一動かなく成ったとき電解コンデンサー
を特定出来ます、なので液晶の保護は文字が見える様ビニル袋にします

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操作パネルが無いと電源が入りません、なので操作パネルが無くとも
電源が入るようスイッチをテープで固定します、電源スイッチのすぐ上

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電池ケースは使えないので外部電源を直接半田付け

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交換前の電解コンデンサー

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交換する為に購入した電解コンデンサー、RSコンポーネンツで買えます
送料無料で千円掛かりませんでした

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最初の一個目、剥がすのでは無く 揺すって 脚を金属疲労的に切ります
半田ゴテで摂ろうとするとパターンが剥がれて失敗するとの報告が経験者
の方々の記事に書かれています

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最初はラジペンでグラグラにして置きます

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次ぎに虫ピンなどを遣ってグリグリと揺すって切り落とします


パターンに残った脚を半田と共に除去
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アルコールで掃除

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新しい電解コンデンサーを実装

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電解コンデンサーのベースプレートが残ります、コテを当てて取ります

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この時、途中で動作チェックを行います

 

これを繰り返して行きます、精神的に全部交換してからの動作チェック
よりも楽です、ここまではOKって確信が有るのはメリットが有ります
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これこれ、ここは私には一番難しかった電解コンデンサーです
水晶の横の二個、半田ゴテで黒い部品を溶かしてます

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仕方無いのでここの二個の電解コンデンサーのベースプレートは除去し
脚を斜めに伸ばして半田付けしました

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そろそろ終盤戦です

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ベースプレートの無い電解コンデンサーは振動に弱くなっていますので
ホットメルトで上部を固定します

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メモリーバックアップ用のスーパーキャパシタ、これはこのままとしました

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最後はシールドケース内、DC/DCコンバーターの電解コンデンサー
これでお仕舞いです

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終わりました、ふぅーー

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CPU基板の方にハヤコートを塗布、先回、後でいいやと思って居たからです

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後で開封したときのために一目で判るように交換した電解コンデンサー
にペイントマーカーを付けます

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RSコンポーネンツの部品は少し余りました、最低注文数量が決まって居る
為、半端が出るのです

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交換前のメモ、字が汚い

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RSコンポーネンツの番号と単価は下記の通り

bandicam 2018-11-13 20-48-34-957

ニチコン 導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ 470μF, 10V dc,
RS品番:268-685
数量:5
  
Panasonic 電解コンデンサ 100μF, 6.3V dc,
RS品番:568-878
数量:5
   
Panasonic 電解コンデンサ 47μF, 6.3V dc,
RS品番:565-728
数量:5
   
ニチコン 電解コンデンサ 220μF, 6.3V dc,
RS品番:715-1584
数量:10
   
Panasonic 電解コンデンサ 22μF, 6.3V dc,
RS品番:537-0714
数量:10
   
Panasonic 電解コンデンサ 4.7μF, 35V dc,
RS品番:537-0039
数量:5
   
------------------------------------------------------------------
作業時間ですが午後一で開始して終わったのが夕方六時
何が辛いかって小さな電解コンデンサーで脚が殆ど視えない短足
それを上手く表面実装するには視力がものをいいます
私はルーペ併用でした、一番の難関は水晶の横の二個、これが
上手く出来る人は実装のプロです。

ラヂヲは今までの主役の座を奪ってメインで使用しています
何が便利かというとタイマーで五個の放送を設定時間でONし
OFF出来るということ、私は報道と英会話を設定しています
朝一の設定は目覚ましラヂヲに成ります。

これで ICF-SW55の記事は終了です、お読み下さり
有り難う御座いました。


追記、2018/11/16(金)
電解コンデンサー交換で本当に直ったのか時間を置いてチェック
しました。

結果は直りました。

電解コンデンサー全交換後、24時間無電源ディスチャージした後
電源ON→CAL→正常起動、するかのチェックです、交換以前は
数時間無電源にすると電源ON→CAL→数分そのまま→電源OFF
でした、矢張り諸先輩の方々の云われる通り電解コンデンサーの
不良だったと断定しました。




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SONY SRF-SX250RV 1995年製

かなり悲惨な状況のラヂヲです、フリー・マーケットで手に取ったとき
ボロボロに成ったイアフォンが過酷な環境で遣われていた事を訴える
様でした、もうこんがらかって他の売り物に纏わり付いていました。


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この種類のラヂヲはイアフォンが真っ先に壊れます↓

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イアフォン巻き取りのレバーです↓

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電池の液漏れ跡は無いです↓

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ボリュームを上げても下げても音が大きく歪みます。


開封します、ビスは二本、後は嵌め逢わせ↓

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裏蓋が開きました、イアフォンの巻き散りユニットへは半田付けです


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嵌め逢わせの爪が折れた↓

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左上はスイッチ・ヘッドとイアフォン・カバーの部分
イアフォン・コードのガイドの為に歯車が有ります


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正面キャビネットとスピーカーが視えて来ました
スピーカーは可成り細い電線です、作業中に簡単に切れました↓

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当時は未だ部品点数が多いです↓

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一万円超えの理由も納得ですね、ほぼディスクリートって感じです


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中央の16pin SOIC は音声増幅(アンプ)のデバイスです↓

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開封しスピーカーがキャビネットに実装された時の音、大きな歪み音は変わりません


スピーカーに積もった埃、凄いですね、ポケットの掃除機ってところでしょうか

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別のスピーカーに換えるとだいぶ益しな音に成ります


スピーカー単体の音、うん?すこし良くなった?・・・微妙・・・
イアフォンで聴くと正常ですから、矢張りスピーカーの故障
と判定しました


開封し修理断念し元に戻したのですが音が幾分改善している様に感じます
今回はここまでお仕舞い、修理は出来なかった、スピーカーが在れば交換出来るのですが
まぁこれも修理をして居れば避けては通れない不可抗力です。



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TRB-611 トランジスタラジオ 富士電機製造株式会社 1962年

都内は今日は午後から小雨、週間予報では雨マークは無かったのに
昨日突然予報が変わり雨マークが出て予報通り降られました
今日は孫の七五三詣でへの参列があるので散歩散策は出来ない

のですが、そこはいつもの散歩好き故に懲りずに有楽町国際フォー
ラム、大江戸骨董市に行き急いで視て廻ってから神社に直行しよう
と朝七時半に自宅を出発、急いで居るから骨董市は視るだけに
しようと心に決めていたのに・・・途中で体がフリーズ、脚が言うことを

きかない程、このラヂヲに『クラクラっ』と来て仕舞ったのです
それは今から半世紀以上前のラヂヲであることに確信
があります、然かも革ケース付きで大変状態が良いときている

『いやいや、だめだダメダ、買っては成らぬ』
と心を鬼にして俯き加減で余所の店を視て廻っていたのですが
もう心は完全にここに無くさっきのラヂヲがフラッシュバックして居る
かの様なデジャブの繰り返し、気が付いたら既に一周してラヂヲの

前に来ていました
『今、買わないと絶対に誰かの手に渡ってしまう』
『一体、幾らって言うかな・・・2万、うーんダメ高い、1万5千円・・・
 ・・・うーん打倒かな、そう言われたら1万3千円に負けて貰うか
 ・・・よし!!』

「そのラヂヲ見せて下さい」

手にとって全く傷も割れも無く実に状態が良い

「これ、すんごく良いですね、本当に状態が良い」

「はい、ある家からまとめて引き取ったものの一つなんですが
 皆んな程度が良かったんです」

「大事に保管していたのでしょうね、そうとう古い、半世紀ぐらい・・
 で、いくらですか?」

「うーーーん・・・1万5千円・・・・んーー・・・1万3千円!!」

私の予想通りの値段に

「一万円!!、すみませんお願いします!!」

と両手を合わせました

「えー?・・・うーん、いいや、はい」

実際にオークションに出せば最低一万円スタートでも納得の
マニアなら垂涎の状態の良い古いトランジスタラヂヲです。

関東の何所の家かは解らないものの一軒の家から丸ごと業者
が買い取りそれをまた引き取った様子です、それにしても今まで
買い集めたラヂヲの中ではとびっきりの状態が極めて良い古い
トランジスタラヂヲで『こんな急いでいるときに現れるんだな』と
興奮醒めやらずの儘、神社へと向かいました。



詳細データは下記の通り

Country:      Japan

   
Manufacturer / Brand:      Fuji Denki Seizo K.K., Japan
Year: 1962 ?     Category: Broadcast Receiver - or past WW2 Tuner
Semiconductors (the count is only for transistors)     6:
Main principle     Super-Heterodyne (Super in general)
Wave bands     Broadcast only (MW).
Details    
Power type and voltage     Dry Batteries / 9 Volt
Loudspeaker     Permanent Magnet Dynamic (PDyn) Loudspeaker (moving coil) / Ø 2 inch = 5.1 cm
Power out    
from Radiomuseum.org     Model: AMC 6 Transistor TRB-611 - Fuji Denki Seizo K.K., Japan
Material     Modern plastics (no Bakelite or Catalin)
Shape     Very small Portable or Pocket-Set (Handheld)  8 inch.
Dimensions (WHD)     60 x 92 x 25 mm / 2.4 x 3.6 x 1 inch
Notes     The radio has a badge on the front, with the logo AMC, and a label inside saying that it was made for the Aimcee Wholesale Corporation, New York, by Fuji Denki Seizo K.K., Japan.
Net weight (2.2 lb = 1 kg)     0.2 kg / 0 lb 7 oz (0.441 lb)
Source of data     -- Collector info (Sammler)



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SONY ICF-M260

フリー・マーケットで購入、1,500円 → 1,000円にディスカウント
修理では無くメンテナンス、掃除です

仕様、引用元は「ひろくんのホームページ」から
・受信周波数 FM: 76~90MHz + TV 1~3ch (0.1MHz step) / 76~108MHz (0.05MHz step)
		AM: 531~1710kHz (9KHz step) / 530~1710kHz (10KHz step)
・アンテナ	FM: 内蔵ロッドアンテナ
		AM: 内蔵フェライトバーアンテナ(長さ10cm)
・スピーカー	直径66mm 丸形4Ω
・実用最大出力	120mW(EIAJ)
・出力端子	イヤホン端子(φ3.5mmモノラルミニジャック)
・電源		単3電池×2本
・電池寿命	FM:45時間 / AM:62時間(アルカリ電池)
・最大外形寸法	130(W)×80(H)×31(D)mm
・質量		260g(乾電池含む)
----------

1997年  5,500円

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ボリュームのガリは無し↓

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アンテナ、無事です↓

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早速開封します↓

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IC化が進んでいますね↓

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シールド版はRFのフロントエンド↓

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電池の液漏れで基板がヤラれています↓

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CXA1019 はラヂヲ専用デバイスです↓

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基本的にこれだけでラヂヲが出来る↓

bandicam 2018-11-01 09-35-00-211


電池電極が液漏れで錆びています↓

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こっちはマイナス側、錆びてますね↓

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このスイッチの機構はおもしろいですね、メカ屋さんの発案でしょうね↓




はい、バラけました↓

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スピーカーは4Ωなんですね↓

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マグネットが大きくしっかりしています↓

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65ミリ径↓

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シールド版の下にCPUが入っているはずです、ノイズが出るから
シールドしていると考えるべきでしょう↓

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当時はIC化されたとは言え未だ未だコイルは健在でした↓

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中間周波数のフィルター部品でしょう↓

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スイッチは一体成形品、コストダウンですね↓

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取り敢えず積もった塵埃を清掃します↓

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緑青錆(猛毒)を吹いています、乾電池の液漏れの証拠です↓

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全部こそぎ落としましたがレジストって緑青錆を防げないんですね↓

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追い半田しました↓

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ハヤコート塗布↓

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スピーカーとキャビネットに劣化防止のベビーオイルを塗布↓

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ボリュームに接点復活剤を塗布↓

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あちゃ、八街、ちゃう、やっちまった、位置出しボスを折りました↓

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バーアンテナは大きいほど高感度と信じています10cm↓

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裏蓋内部に劣化防止でベビーオイルを塗布↓

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発砲ウレタン、へたってますが現状とします↓

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何所も壊れてはいず、まぁ・・・こんなもんでしょう。↓


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