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SONY ICR-S10 1984年 [パソコン・インターネット]

このラヂヲを検索すると キット販売 が出てきます
ラヂヲの組立を通じてエンジニア養成にSONYも一役買ったのでしょう
然し乍ら私の意見はちょっと違います、組み立てにくいのです
嫌気が射して途中で放棄した人も居る、そう思います、理由は
ダイアル機構です、バリコンの円盤に歯車が切って在りそれが
ダイアルベルトを回すのですが実に組み立てにくいのです
ピンセットすら入りませんで何度も何度も試してみてやっと
入る、というものです、根性を試すなら別ですが。
フリー・マーケットで購入、100円でしたので多分壊れている
だろうと思ったのです、直すのが楽しいので、でもスンナリ動作
しました。↓
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今時、AMだけのラヂヲって需要無いですよね、スマホが在れば
ラジコとか在りますし、あくまでも災害時などの需要と私の様な
コレクターの需要しか無いと思います。↓
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電池ケースの液漏れ跡は無し、それは善いのですが設計が悪い
これでもソニー設計かと思える悪さ、理由はこうです
電池はUM3 x2 です、左がプラス向き、右がマイナス向き
先ず、左が隠れるので一本入れます、次に右側に入れるとき
すんなり入れられない、つまり、右に一旦寄せて真ん中を
押す、と云う方法を摂らないと右側のバネが曲がって仕舞う
のです、設計課長、こんなの承認したのかヨと言いたいです。
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錆、緑青錆は在りません↓
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ウレタンはどうしようもないですね↓
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開封します↓
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なんともシンプル↓
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この時代のラヂヲはやっとICが採用され部品点数が減っていく
方向に向かう時代、IC化しているものの周辺部品はけっこう多い
特に電解コンデンサーは仕方無いとしても局発OSCコイルと
中間周波IFTは残っています、抵抗が一本ぐらいしか在りません
なのでIC化はそういう部品削減が目的だったのでしようね
ですがトランジスタ・ラヂヲの原理を理解するにはこんなの
キットで売っても半田付けと組立の練習にしかならないです
スーパーヘテロダイン、ってICにしたらもう判らないでしょ
原理を学ぶ部分が抜け落ちて所謂片手落ちです。

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CX-845 もうpdfすら見つかりません。↓
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これこれ、このダイアル部品が組立し辛い元凶です。
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スピーカーはカラッカラに乾いています。↓
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スピーカーのメッシュが凹んでいないのは善いですね。
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積年の塵埃を掃除↓
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時には虫が入っていたりします↓
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早速ベビーオイルを塗布、今のところ問題無し、そろそろ
十年経過しますが安定しているのを確認済みです、ボイスコイル
が剥離しないか心配なんですよ。↓
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丈夫になります↓
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電池のプラスはピン接触で基板に直接接触します、配線工数
の削減を狙ったのは効果的です。↓
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ピン接触の痕は凹んでいますので追い半田します↓
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当時のLEDは将に昼行灯、最近の高輝度LEDに交換します
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交換前↓
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交換後↓
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背面ケースのひび割れ防止にベビーオイル塗布↓
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明るいです、これだけ明るいと非常時手元の文字が読めます
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ストックします、使うことは無い。
eot
 

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