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ノートパソコン・バッテリィ・セル交換の実験 [パソコン・インターネット]

この記事は失敗記事です。
先ず最初にお断りしておきたいことがあります
これは実験ですので決して真似して常用使用など為さらないで下さい
発火、火災に至る可能性があります、責任は一切負いません。
実験の目的は市販のリチウムイオン電池で換装した時のパソコンの
反応を観たいだけです。
先ずは開封です、カッターナイフで少しずつ切り込みを入れるの
ですが、兎に角、怪我をしないことです、手が滑って、ザックリ
なんてのは絶対に避けなければなりません。
リチウムイオン電池は四本なんですね。↓
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開封するとき余分なものを切って仕舞います、これは仕方がない。
DSCN9362_R.JPG
中身を調べると、リチウムイオン電池が四本ですから
4 x 3.75 = 15V
2.6A/h
39W/h
という計算が成り立ちます、然し乍らこれは理想値現実には
それ以下で古く成れば成る程、限り無くゼロに近づいていきます。
DSCN9363_R.JPG
この基板はリチウムイオン電池・マネージメント基板
各セルの状態を測定し乍らパソコンの管理ソフトで安定を
保ちます、只充電すれば良い、では無い。
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結構部品載ってますよね。
DSCN9365_R.JPG
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配線も只の +/- では無くセル全てに配線されています。
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換装するに当たって問題はこのショートタブ、これは真似出来ません
家庭用の簡易溶接機があれば出来ますが・・・
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温度センサーが入っています。↓
DSCN9370_R.JPG
この黒い豆粒みたいなのが温度センサーです。↓
DSCN9370_R2.jpg
電池と基板とセンサーの接続図です、こんな風に全てのセルを
監視しています。
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メルカリでリチウムイオン電池を購入しました
中古ですが動作確認済みのものです

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スポット溶接を剥がした跡が在ります
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型式がLGで始まっていますから韓国製LG社ですね
DSCN9594_R.JPG
既存のリチウムイオン電池と比較してみました、同じLGです
DSCN9595_R.JPG
先ずは後で困らないように見取り図を描いておきます
DSCN9596_R.JPG
電極を丁寧に剥がしていきます
DSCN9597_R.JPG
全部剥がれました
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剥がすと、こんな痕が残るので、購入した電池と一緒の
接続方法ですね
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剥がした電極は再利用するのでハンマーで叩いて平らに戻します
DSCN9601_R.JPG
全部平らに成りました
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問題は電極がステンレスでは無いかという事です
ステンレスの場合は特殊な半田を使います、確認のため
共晶半田でテストしたところ簡単に乗ります
DSCN9603_R.JPG
リチウムイオン電池の電極も半田が乗るか確認しました
問題無しです
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この尖りは邪魔になりますね
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半田乗ります
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早速半田付けしました、本当はこれはやりたくないの
ですがスポット溶接機持ってないので仕方無い
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電極に予備半田して置くのが正解だと気がつきました
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電極の接合面は両方予備半田するのが良いです
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はい、そこそこ半田付けOKです
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出っ張りは邪魔で半田が膨らむのでやすり掛けすべきです
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こんな感じかな
DSCN9612_R.JPG
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全部半田付けで接続出来ました
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温度センサーを忍ばせます
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あとはケースに入れるだけ
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ケースの下側に入りました
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日付を書いて
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ケースの上側をつけてほぼ完成
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ノートパソコンに実装
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ありゃ・・・・ダメっぽい
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電源に接続: 充電していません  だと
DSCN9622_R.JPG
写真では判らないのですがノートパソコンの電池マークが
オレンジ色で点滅して居ます、これはリチウムイオン電池を
交換する前と何も変わりません、ってことはリチウムイオン電池
の不良では無く、バッテリィコントロール基板の不良です
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リチウムイオン電池は正常電圧値を出しています
DSCN9624_R.JPG
DSCN9625_R.JPG
何か打痕が在りますね、DELLと言えどもこの程度の製品なんですね
DSCN9626_R.JPG
と、いう訳でバッテリィ・セル交換は失敗に終わりました
リチウムイオン電池が悪いのではなくコントロール基板が
悪かったと推量しています、また、何かの時にチャレンジ
してみます。
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追加記事 2020/12/02(水)

上記の実験の後、別のバッテリィパックでリチウムイオン電池の
入れ替えを行ったところ、結果は同じで・・・
電源に接続: 充電していません
・・・と返って来る様に成って仕舞いました、つまり何が言いた
いかと成れば、正常だったバッテリィパックであっても電池を
換装すると壊れる、という事に成ります、これは一体どういう
ことなのかネット中を読んで歩いて判ったことが在ります

バッテリィパックに同梱されて居るコントロール基板は電池の
履歴を記憶している、と云う事です、全てのセルの健康状態を
記録していて、突然入れ替わるとその許容差が規格から外れて
バッテリィ不良と判定する、其の様に推量しました。

入れ替えたリチウムイオン電池はほぼ充電が完了していたため
50% 表示が出ました、にも拘わらずバッテリィLEDがオレンジ
色で点滅し、このバッテリィパックはダメと烙印を押すのです
従って、基板のロムをイニシャライズ出来れば再利用可能と成る
其の様に考えて居ます、どのみち、これは簡単では在りません。

ネットで見かけるリチウムイオン電池換装の記事はタマタマ上手く
行っただけであろうと思います、配線や電池へのダメージが無い
様に丁寧に丁寧に換装したのですが、ダメと云う結果となりました。

そう考えると最初に換装したバッテリィパックは不良では無い
可能性があります。
基板に実装されて居るICの内、下記のICはバッテリィの管理を
行うICで結構複雑な構成と成っています、また、ROMだけでも
四種類入っていてこれが電池の健康状態を記憶していると思われます。

bandicam 2020-12-03 09-15-47-064.jpg


これは私の技術者としての宿題になりました。
eot

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