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スイッチング電源の異常発熱

仕事で使う拡大鏡カメラの電源ボックスが異常に熱く成って
居る事に気が付いたのですが、逆にこんなに熱く成って居る
のに今まで気が付かなかった事が怖くなりました、下手をす
ると火災に発展します、当該スイッチング電源はこれです。
DSCN3216_R

↑写真の右側が一次側、左側が二次側です
回路が何となく思い浮かびますよね

で、発熱が酷いのは二次側、特にトランス(Hi\Pot)です
疑うのは矢張り電解コンデンサーですが一次側の電解コンデンサーの
外見は普通です
DSCN3219_R

ですが良く視ると二次側の電解コンデンサーはもう膨らんでいるものが
確認されます
DSCN3218_R

↑見るからにダイオードのカソード側の平滑回路の電解コンデンサー
ですよね、これが膨らんでいる
もう一個も並列接続で合計二個膨らんでいるのが判ります
DSCN3217_R
DSCN3220_R

↑電解コンデンサーのメーカーは見かけないメーカーで Ltec
読み取れます 470uF/16V

では実際に容量を測定してみます
DSCN3222_R
あれ? なにこれ、って感じです二桁も容量抜けを起こして居ます
470uF →  3.9uF  酷くないですか?
念のため手持ちの電解コンデンサーを測定してみました
DSCN3221_R
100uF →  82.7uF  まあ仕方がない許してやろう程度です

つまり、発熱は電解コンデンサーの ESR が増大して最早平滑コンデンサ
としては機能して居なかった為、電解コンデンサーを含む二次側の回路
が全体に発熱していた、そう結論付けました。

このスイッチング電源ですが電解コンデンサーを取り替えればまた再利用
出来るかも知れませんね、ただし実験程度での使用枠と成ります
因みに出力はDC12V、容量はもう判りません1A程度でしょう。



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